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焼津市・板倉の家

施主との打ち合わせと同じ時期に、板倉構法に大きな変化があった。 「板倉構法」は伝統的な構法として蔵の構造などに使われるほど、とても粘り強く耐久性のある構法だが、 現代の建築基準法には合わず、その耐力を低い値として扱われてきていた。 それが、筑波大学の安藤邦廣教授を委員長として研究会が発足し、 板倉壁に縦板を組み合わせた新しい板倉構法の壁がついに開発されたのだった。 これにより大臣認定を取得することができ、実際に現場で使えるようになったのである。 早速、『焼津市・板倉の家』では大臣認定を利用して施工した。

家族構成/夫婦、子供2人、両親
敷地面積/323.52m²
建築面積/78.53m²
延べ面積/121.59m²(36.78坪)
構造/落し込み板壁構法(板倉構法)
(柱:天竜杉 梁:天竜杉 土台:天竜桧)
竣工/2006年3月
設計者/山崎健治
施工/有限会社こころ木造建築研究所

【外部仕上げ】
屋根/ガルバリウム鋼板 縦桟葺き
外壁/杉赤身板縦張り、モルタル下地吹付け仕上げ
内部建具/木製オリジナル建具
外部建具/アルミ建具(YKK)

【内部仕上げ】
天井/杉厚板現し
内壁/落し板現し厚30mm・一部漆喰塗り
1F床/杉板 厚40mm(蜜蝋ワックス塗り)
2F床/杉板 厚40mm (蜜蝋ワックス塗り)

【設備】
キッチン/オリジナルキッチン
洗面化粧台/オリジナル洗面台
浴室/ハーフユニットバス 青森ヒバFJ縦貼
照明器具/松下・マックスレイ・ヤマギワ

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