弓の家
Hさんのお宅は一昨年の11月に完成し、二度目の春を迎えます。今年の冬は薪ストーブの扱いにも慣れ、暖かく心地よい毎日を過ごせたと話していました。吹抜けに合わせて縦に伸びた薪ストーブも広間のポイントですが、少し弓形に曲がった2本の太鼓梁がこの空間の主役となり、木組みの力強さが構造的も見た目にもこの空間を支えています。また、ご主人の趣味である熱帯魚を飼育するための水槽部屋をつくり、ダイニングの一部から覗けるガラス窓を設けて日々の暮らしを楽しむ工夫をしています。水槽部屋は様々な面で活躍し、このスペースを利用して裏の生活動線を作っているのも特徴です。Hさんの趣味や暮らしのリズムに合わせた生活動線があることで暮らしに無理のない住まいとなりました。
家族構成/家族3人
屋根/ガルバリウム鋼板 タテハゼ葺き
設計者/山阜虫。 |