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隠し樋

 住宅設計をしていく中で、屋根の形や軒先の造りを大切にしていきたいと考えています。 屋根は雨や太陽熱から家を守り、また軒の出を十分に確保することで、太陽の光を上手にコントロールしてくれます。 屋根の造りを考える事は、快適な暮らしを考えていくことにもつながっていきます。
 機能面でも大切な役割を持つ屋根ですが、家の印象を決めるうえでもとても大きな要素となります。 大きな屋根、深い軒先に憧れる方も多いと思いますが、以外と軒先の雨樋の存在が屋根のデザインを大きく左右しています。
 雨樋にデザインがあるの?と思われがちですが、軒樋の形や集水器の形状だけでも大きく印象が変わります。 そして軒樋自体を隠してしまう"内樋"という手法を用いる事で、すっきりと綺麗な軒先を造る事ができます。 今回はこの内樋について、ココラボで行なっている納まりをご紹介します。



■「集いの家」の隠し樋
2階のベランダを覆い隠した深い軒。家を守る大きな屋根が特徴的。

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■「ひとつの家」の隠し樋
一直線に伸びた軒先が印象的。内樋にする事で、シンプルな軒先がより強調されている。

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■「時の家」の隠し樋
平屋建ての伸び伸びした外観には内樋がお似合い。直線的な軒先がシャープな印象を与えてくれます。

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■「木箱の家」の隠し樋
必要なものだけのボックス型の外観。建物の南側のみ設けた軒を内樋にする事で、シンプルな外観の中に、品格が現れている。

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